厳しい日差しの中、半袖姿や日傘を差して歩く人たち=27日午後0時50分、宇都宮市馬場通り1丁目

 県内で5月1日から27日午後4時までに、熱中症の疑いで救急搬送された人は52人に上り、昨年5月の42人を既に上回ったことが27日、県消防防災課のまとめで分かった。県内で今年初めて真夏日となった24日からの4日間で半数以上の32人が救急搬送された。

 同課などによると、今年5月の搬送者52人のうち、入院を必要とするが重症には至らない「中等症」が14人、入院を必要としない「軽症」が38人。65歳以上の高齢者が半数の26人を占めた。搬送者の増加について同課は「体が暑さに慣れていないときに、一気に気温が上がったためではないか」と分析している。

 27日は11人が搬送され、中等症5人、軽症6人だった。栃木市内の高校で午前中に体育の授業に参加していた女子生徒(16)や、早朝に脱力感を訴えた那須塩原市、女性(92)などが中等症だった。

 昨年5~9月の熱中症の疑いによる搬送者数は、統計開始以来最多の1548人だった。