収穫期を迎え刈り取り作業が進む麦畑=27日午前、小山市上泉、小型無人機から

 麦の穂が黄金に輝く「麦秋」の時季を迎えた。国内有数の二条大麦の産地の小山市では、刈り取り作業がピークを迎えている。上空から作業風景を俯瞰(ふかん)すると、麦秋と水田の緑が幾何学模様を描いてパッチワークのようにも見える。

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 同市上泉では約30ヘクタールの農地で集落営農を営む農家十数人が27日、朝から総出で刈り取りに精を出した。約70アールの麦畑を2台の大型コンバインが周回し、1時間ほどで作業が終わった。上泉集落営農組合員の中見川一男(なかみがわかずお)さん(72)は「麦の穂が例年より短い」と渋い表情。収量の多い品種への転換が間に合わなかったことと、4月に雨が少なかったことが影響しているという。

 JA小山によると、今年は管内の小山、下野、野木の3市町で1516ヘクタール作付けし、24日から刈り取った麦の荷受けを始めた。作柄は平年並みの予想。好天が続いたためこの3日間で2千トン荷受けし、刈り取りが終わる6月初めまでに7千トンの荷受けを見込んでいる。この全量が大手ビールメーカーに納められ、ビールの原料になる。