美しく盛りつけられた料理に見入る参列者ら=26日午後、小山市高椅

 全国の有名ホテルや料亭などの一流料理人を集めた「和食サミット」が26日、料理の神様として信仰を集める小山市高椅(たかはし)の高椅神社で初めて開かれた。15道府県30人の料理人が腕前を競い、見た目にも美しい日本料理の作品が参道に展示された。

 小山市や日本調理師連合会などでつくる実行委員会の主催。同神社の楼門が98年ぶりに修繕されたのに合わせて開かれた。主催者を代表してあいさつした大久保寿夫(おおくぼとしお)市長は、市が毎月8日を「和食の日」と決め給食に和食を提供していることを紹介し「長年の取り組みが認められたようでうれしい」と述べ、全国から集まった関係者に感謝の意を表した。

 美しくよみがえった楼門前には、完成した料理が2列の台の上に並べられ、審査を受けた。6人の特選受賞者のうち最高得点だったのは日光市、旅館「奥日光ゆの森」支配人料理長赤羽賢(あかばねさとし)さん(40)。「山麓の栃木路」と題し、すべて本県産の食材で新緑の栃木の山と川を表現した。「食べてうまいだけでなく、心を満たす料理を心掛けた」と話す。

 境内の特設ステージでは、伝統的な調理法にのっとり手を触れずに魚をさばく「包丁式」が奉納された。会場近くには市内のご当地和食グルメのブースが設けられ、名物のナマズの天ぷらやホンモロコの煮付けなどが提供され、訪れた市民が和食を楽しんでいた。