店頭に並ぶティッシュ。過剰な買い占めが懸念されている=23日午後、県央のホームセンター

 東京都内などの一部ドラッグストアなどでティッシュペーパーが品薄になっており、その波紋が県内にも広がっている。4月に発生した大手製紙メーカーの工場火災などに起因した品薄で現在は回復傾向にあり、県内の店頭に影響は少ないにもかかわらず、「品薄」を知った買い物客が23日も目立った。業界団体や店舗は過剰な買い占めを懸念しており、冷静な対応を呼び掛けている。

 全国の製紙会社などでつくる「日本家庭紙工業会」によると、4月に製紙業大手「王子製紙」の愛知県の工場で火災があり、一時的に生産が滞った。国内シェアの約1割を占めていた海外メーカーが値上げしたため国産への需要が高まったことも、品薄の要因の一つと考えられるという。

 県内でも一部影響はあり、宇都宮市内の大手ドラッグストアの店舗では5月から、ティッシュを発注しても一部しか納品されなかったり、欠品となったりする状況が続く。佐野市内の大手ドラッグストア店舗でも希望通りの量を仕入れられないという。ただ、いずれの店舗も品切れするような状態には至っていない。