研究チームが推定したCFC11の放出量の変化。赤色が濃い地域ほど量が増えている。青色は減少を示す。▲は観測地点(英科学誌ネイチャー、Rigby氏、Park氏ら提供)

 オゾン層を破壊するため国際条約で製造が禁止されたフロンの一種CFC11が、中国東部で2013年以降に大量に放出されているとの分析結果を国立環境研究所(茨城県つくば市)などの国際チームが23日、発表した。過去に使われたものが製品から漏れ出るケースもあるが、中国東部では新たに製造、使用されている疑いが強いという。

 研究所の斉藤拓也主任研究員(大気化学)は「発生源が特定できたので今後は中国での生産や使用方法といった実態を把握し、禁止するよう働き掛けていく必要がある」と話している。

 CFC11はかつてエアコンの冷媒や断熱材を作るのに必要な発泡剤として使われた。