会員が整備した「下石橋一里塚」

 【下野】長年「消滅した一里塚」とされてきた下石橋の「下石橋一里塚」周辺整備に、市民団体「下野市日光街道一里塚保存会」が取り組んでいる。旧日光街道の江戸から23番目の一里塚として約20年前に現存していることが確認されたが、これまで手つかずで雑木に覆われていた。会員の手で整備が進んだことを記念し6月2日、同会主催の初イベント「体感!一里塚ウォーク」を開く。

 黒須重光(くろすしげみつ)代表(69)は「旧街道ととともに残る、貴重な場所だと広く認識してもらいたい」と意気込んでいる。

 一里塚は、江戸日本橋を起点に、道程の目印として1里(約4キロ)ごとに塚を築き、松やヒノキなどを植えたもの。「下石橋一里塚」は約20年前に、東西の塚のうち西側のみ残っているのが発見された。正確な測量は行われていないが、大きさは直径約5メートル、高さ約2メートル50センチ。

 黒須代表らは「地域の宝である一里塚を放置しているのは恥」と考え、1月から整備に着手。3月には会員6人で同会を立ち上げた。活動は本年度の市市民活動補助事業に認定され、10万円の助成を受けている。