城下町黒羽を伝える初公開の鳥瞰図

 【大田原】女性グループ「黒羽・那珂川あゆめの会」主催の第6回城下町くろばね展が21日、黒羽向町の猪股邸で始まった。黒羽城下と黒羽藩の領地全体を描いた江戸後期の鳥瞰(ちょうかん図2枚が初公開で、当時の城下町の状況がうかがえる貴重な展示となっている。26日まで。

 鳥瞰図は黒羽藩専属の絵師が描いたものとみられ、いずれも横2メートル、縦1メートル以上ある大型の絵図。黒羽地区の個人が所蔵している。

 城下の図は、城を囲む侍屋敷や大雄寺などの位置関係が確認できる。黒羽藩領地の全体図には、日光や塩原からの距離も記載。現在の黒羽地区の図面も掲示され、当時と比較できる。

 築100年を超える日本家屋の会場には、刀剣や火縄銃など黒羽藩ゆかりの品や地元作家の工芸作品や絵画など68点と、英国の磁器コレクションを展示する。

 12人で活動する同会の鈴木玲子(すずきれいこ)会長(73)は「黒羽の歴史と文化を知ってもらい、継承する若い世代を育てたい」と話している。

 午前10時~午後4時。入場無料。26日午後2時から黒羽高の棚瀬敬太(たなせけいた)さんの津軽三味線演奏会もある。(問)市観光協会0287・54・1110。