苗木を管理する秋野会長

 【日光】銅山の煙害などで荒廃した足尾の山の緑化に取り組んでいるNPO法人「足尾に緑を育てる会」がこのほど、日本河川協会の河川功労者表彰を受けた。緑化活動に取り組みながら環境問題の調査研究などを行い、地域活性化、利水環境の保全に貢献してきたことが評価された。同会の秋野峯徳(あきのみねのり)会長(75)=大室=は「まさに継続は力なり。多くの方に協力していただき感謝しています」と話している。31日に東京都千代田区平河町の砂防会館で表彰式が行われる。

 今回の表彰は全国で個人56人、43団体。県内の団体が表彰を受けるのは2年ぶり。

 育てる会は1996年に「荒廃した足尾の山に100万本の木を植えよう」との目標を掲げ結成された。松木地区大畑沢38ヘクタールの山腹に植樹活動を開始。ボランティアの参加を呼び掛け、当初は160人でクヌギ、コナラなどの落葉樹を100本植えた。

 「はげ山に植えても無理だと言われた」と振り返る秋野会長。苗が枯れることも多く、定着させるため大学教授に土壌改良の方法を習うなど試行錯誤の連続だった。