「飯塚邸」ホテルの本宅客室リビングのイメージ

 那珂川町馬頭の国登録有形文化財「飯塚家住宅」の宿泊施設化事業に取り組む第三セクターの大田原ツーリズム(大田原市本町1丁目、藤井大介(ふじいだいすけ)社長)は、明治期の構造を残しながら、内部を高級和モダンに造り変えるリノベーションを進めている。施設名は「飯塚邸」とする。宿泊客は昭和の風情を残す街に出て、夕食を取ることを基本スタイルにすることから、地域との連携を図り、7月中旬の開業を目指す。

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 改修するのは、木造の本宅と新宅(2階)、石造り文庫蔵、木造蔵の計約315平方メートル。六つの客室などにリノベーションする。収容人員は大人18人で、エキストラベッドを入れた場合は最大24人まで可能。受け付けロビーは新宅玄関に設ける。

 本宅と新宅の客室は長期滞在型を想定する。本宅は広い居間をはじめ、自炊できるダイニングキッチン、ベッドルーム2部屋、洗濯乾燥機付き洗面所などを備えた客室1室で構成する。新宅には、同じ内容の客室2室を備える。各客室には大人5人まで宿泊できるようにする。

 また、本宅は居間に木製サッシを入れ、ダイニングにはアンティークなシャンデリアを提げる。新宅は、1室の居間の床を30センチ下げて視界を広くし、固定式のソファでゆったりくつろげるようにする。