芭蕉像の笠を掛け替える佐藤市長ら

 【鹿沼】松尾芭蕉(まつおばしょう)が「おくのほそ道」の道中、鹿沼で笠を新調し古い笠を埋めたという伝説にちなんだまち歩きイベント「芭蕉の笠替え」が18日、市内で行われた。約20人が参加し、ゆかりの場所を巡るなどした。

 スタート地点の「まちの駅 新・鹿沼宿」には市内の芭蕉像5体が集められ、佐藤信(さとうしん)市長ら関係者が笠を掛け替えた。参加者は西鹿沼町の光太寺に向かい、古い笠を奉納。芭蕉の笠塚を見学するなどした。

 芭蕉像を制作し、この日のための修復も手がけたチェーンソーアーティスト小林哲二(こばやしてつじ)さん(48)は「鹿沼の木の良さ、人と木の関わり方を伝える活動を続けていきたい。芭蕉像も末永く見守ってもらえれば」と語った。

 この日は、伝説から330年の節目。3回目の参加だという宇都宮市砥上町、主婦加茂都紀女(かもときじょ)さん(79)は「節目の年に来られたのは、何かの巡り合わせかもしれない」と嬉しそうだった。