ワークショップでは、自作の仮面やマントで変身し絵の中で記念撮影した。右端は青木さん

 作品の中に入り込み、マントや仮面で仮装を楽しんだり、写真を撮ったり-。

 高崎市美術館(群馬県)で開催中の「松本忠義(まつもとただよし)・豊田一男(とよだかずお)2人展」に、ベニヤ板のキットで絵画を“再現”する「AOKIT」を出品している野木町在住の造形作家青木一世(あおきせいいち)さん。松本さんの代表作「練金通りにて」を3次元化し、絵画の中に入るユニークな鑑賞法を提案している。

 生誕110周年を迎えた同市ゆかりの画家、松本さん(1909~2008年)、豊田さん(1909~89年)を紹介する同展。「楽しい仕掛けがあれば身近に感じてもらえるのでは」という柴田純江(しばたすみえ)学芸員の狙い通り、来館者は松本作品をほぼ原寸大に再現した「AOKIT」の横に用意された衣装で仮装し、会員制交流サイト(SNS)で発信するなど楽しんでいる。