県大会では主に1番打者として打率4割6分7厘をマークし、打線をけん引した佐野日大の中島(右)と投手陣の2枚看板の一角として安定した投球を見せた栃工の小幡

 第71回春季関東地区高校野球大会は18日、埼玉県で開幕し、各都県の予選を突破した代表19校が激突する。本県からは佐野日大(5年ぶり9度目)と栃工(11年ぶり3度目)が出場。佐野日大は18日午後2時からさいたま市営大宮球場で国士舘(東京2位)、栃工は19日午前10時から埼玉県営大宮公園野球場で春日部共栄(埼玉1位)と激突する。両校の戦いぶりを、県予選の成績から展望する。

■切れ目ない打線で勝負 佐野日大

 安定した戦いぶりを見せ2季連続で県大会を制した佐野日大。関東大会では各校の打線のレベルが一段階上がるだけに麦倉洋一(むぎくらよういち)監督は「少なくとも3失点は覚悟しないと。どれだけ打線が頑張れるかだ」と野手陣の奮起を促す。

 県大会のチーム打率は3割8分5厘。上位から下位までミート力に優れた打者が並ぶ打線は切れ目がない。ともに打率5割超の3番藤沢涼介(ふじさわりょうすけ)、5番松本翔大(まつもとしょうた)が並ぶ中軸は勝負強く、出塁率5割超の中島啓太(なかじまけいた)ら前を打つ打者の出塁が鍵を握る。

■投手陣の踏ん張りが鍵 栃工

 優勝候補を次々と破り県大会で台風の目となった栃工。「まずは投手を中心とした守り。中盤まで競れば可能性はある」と日向野久男(ひがのひさお)監督はさらなる快進撃に期待を寄せる。

 命運を握るのは投手陣だ。県大会準々決勝で作新を相手に1失点完投するなど躍進を見せた主戦左腕古内大陽(ふるうちたいよう)は伸びのある直球とチェンジアップが武器。多彩な変化球と安定感の光る右腕小幡直哉(おばたなおや)との両輪で強豪に立ち向かいたい。