山あいの段々畑で始まった新茶の摘み取り=16日午前9時25分、那珂川町矢又

 那珂川町矢又の大金茶園で16日、新茶の摘み取り作業が始まった。近所の住民や那須烏山、那珂川両市町の地域おこし協力隊員ら約10人が、新緑の山あいにある段々畑でツヤのある黄緑の新芽を丁寧に摘んでいった。

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 茶園は烏山製茶工場(那須烏山市大桶(おおけ))が管理。約40アールの茶畑で、「やぶきた」を和紅茶用に無農薬栽培している。

 今年の初摘みは、4月の天候不順の影響で例年より1週間程度遅いという。清水敬一(しみずけいいち)代表(77)は「昼夜の寒暖差が大きく、今年も良質のいい紅茶ができそう」と期待を寄せた。

 新茶は6月上旬まで摘み取り熟成させるなどし、「那須野紅茶」の名称で町内外の道の駅などで販売する。初摘みを手伝った紅茶専門店「ワイズティー」(宇都宮市)の根本泰昌(ねもとやすまさ)代表(44)は、同工場の和紅茶を「茶葉本来の甘みや自然な香りがいい」と高く評価していた。