「育成の星」がまた一つスターへの階段を上った。Bリーグ表彰式で2度目の「ベストディフェンダー賞」と初の「リーグ戦ベスト5」に選出されたブレックスの遠藤祐亮(えんどうゆうすけ)は「自分だけでポジションを築けたわけじゃない」と感謝の言葉を口にした。

 持ち前の守備力に加え、攻撃面でも結果を出した。今季は1試合平均11・7点をマークし、3点シュート成功率もリーグ2位の44・7%をマーク。5日に千葉県で行われた千葉とのチャンピオンシップ(CS)準決勝第2戦では、この試合で最大となる16点のリードを許した6分すぎから連続3点シュート。残り24秒にもファウルを誘いながら3点シュートを放ち、3本のフリースローを確実に沈めるなど、猛追撃の原動力となった。

 市立船橋高(千葉)、大東大時代は突出した選手ではなかった。12年にブレックスの育成下部組織「TGI D-RISE(Dライズ)」から昇格した直後は、「自分の強みを見失った」と悩んだことも。それでも当時アシスタントコーチだった安斎竜三(あんざいりゅうぞう)監督から「身体能力が高い分、外国人選手もマークできるんじゃないか」とアドバイスを受け、守備に活路を見いだした。