【矢板】山岳事故時の迅速な対応につなげようと、矢板署山岳警備隊はこのほど、高原山で訓練を行い、登山道の危険箇所把握や無線の感度試験などを行った。
同隊は女性隊員1人を含む9人で編成。訓練は定期的に行っており、今回は登山シーズンの到来を前に登山道の状況を確認する目的で実施した。
7人が参加し、大間々駐車場から八海山神社、剣ケ峰まで往復約2時間半の行程をこなした。また、訓練を前に下伊佐野の山の駅たかはらで広報活動も行った。
隊長の小平肇(おだいらはじめ)地域課長は「歩きやすく見晴らしがいい反面、滑落の危険がある場所もあった。登山靴での入山を呼び掛けるなど事故防止も訴えたい」と話した。