プレゼンで持ちネタの「トゥートゥー体操」を披露する上原さん(中央)=13日午前、東京都内

 吉本興業は13日、東京都内で記者発表会を開き、ノーベル平和賞を受けたバングラデシュの経済学者ムハマド・ユヌス氏との提携事業の進捗(しんちょく)を報告した。47都道府県で活動中の「住みます芸人」が地域課題の解決を目指す事業で、初代栃木県住みます芸人の上原(うえはら)チョーさん(37)=真岡市出身=は介護施設の環境改善に向けて「お笑い介護レクリエーション」に取り組むとプレゼンテーションした。

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 発表会では「事業が特に進んでいる6組」(吉本興業)がプレゼン。障害児が通う放課後等デイサービス施設でアルバイトする上原さんは、介護職の人材難や高齢者施設の余暇時間のマンネリ化に問題意識を持った。持ちネタ「トゥー」を交えた笑える健康体操や遊びを考案、施設で実演し好評だという。レクリエーション介護士2級の資格取得も目指しているといい、「栃木から発信し全国に広げたい」と意欲を語った。

 貧困層に無担保で小口融資するグラミン銀行を創設したユヌス氏は、社会課題の解決を事業として進める「ソーシャルビジネス」の提唱者とされる。芸人が直面した高齢化や過疎化などの課題解決に貢献しようと、吉本興業は2018年3月にユヌス氏との提携を決め、各芸人が事業を考えてきた。