自転車ロードレースのJプロツアー(JPT)第6戦「第6回宇都宮クリテリウム」は12日、宇都宮市の清原工業団地内の特設周回コース(1周3キロ×20周=60キロ)で行われ、宇都宮ブリッツェンの小野寺玲(おのでられい)がゴールスプリント勝負を制し、1時間18分53秒で大会連覇を果たした。今季JPTで小野寺は初勝利、ブリッツェン勢としては2勝目。
レースは序盤にブリッツェンの阿部嵩之(あべたかゆき)、那須ブラーゼンの下島将輝(しもじままさき)、中村魁斗(なかむらかいと)らが逃げ集団を形成。15周を過ぎてメイン集団が吸収し、最終周回に入った。
ブリッツェン勢は増田成幸(ますだなりゆき)、鈴木譲(すずきゆずる)らが隊列を組んで最終周に突入。鮮やかな連係で阿部、鈴木龍(すずきりゅう)とアシストをつなぎ、エース小野寺がブリヂストン勢の猛追をかわして逃げ切った。
次戦は国際レース「ツアー・オブ・ジャパン」(19~26日、大阪府~東京都)、「ツール・ド・熊野」(30~6月2日、和歌山県)を経て、JPT第7戦那須塩原クリテリウムが6月8日、那須塩原駅前特設周回コースで開かれる。