学童保育で遊ぶ岡田君(左)と竹本君(右)=5月10日午後、宇都宮市下栗町

看護師と一緒にコップに飲み物を注ぐ岡田拓海君と竹本健真君(右)

学童保育で遊ぶ岡田君(左)と竹本君(右)=5月10日午後、宇都宮市下栗町 看護師と一緒にコップに飲み物を注ぐ岡田拓海君と竹本健真君(右)

 宇都宮市は本年度から、公設民営の学童保育「子どもの家」で、たんの吸引を必要とする医療的ケア児の受け入れを始めた。市は専任の看護師を配置、学童保育側は支援体制を整え、医療的ケア児が安全・安心に放課後を過ごせる場所を提供している。県内では先駆的な事業といえ、医療的ケア児の放課後支援策として注目されそうだ。

 同市横川東小子どもの家(今井恭男(いまいやすお会長、利用児童117人)。同校1年岡田拓海(おかだたくみ)君(6)と同竹本健真(たけもとけんしん)君(6)は放課後、この場所で過ごし利用児童と一緒におやつを食べたり、校庭で遊んだりする。2人のそばには看護師がおり、吸引器やガーゼが入ったバッグを携え見守っている。

 2人は病気のため、乳児の時に気管切開した。成長に伴いほぼ自力でたんの吐き出しができるようになったが、体調不良時には吸引が必要という。

 同校入学を控え、仕事を持つ2人の保護者は学童保育の利用を希望。昨年6月、子どもと一緒に今井会長と面談した。今井会長(68)は「インクルーシブ教育(障害の有無にかかわらず一緒に学ぶ)という時代の流れの中、看護師配置を条件に受け入れる方向で取り組んだ」と話す。