2018年に県内で車の運転免許証を自主返納した人は前年比300人増の6158人に上り、過去最多になったことが12日までに、県警のまとめで分かった。県警は、認知症への対策を強化した17年3月施行の改正道交法をきっかけに返納が増えたとみている。全国で高齢運転者による死亡事故が相次いだことなどから、県警は「今後も返納者数は高止まりするだろう」としている。

 県警運転免許管理課によると、11年1457人だった返納者は増え続け、16年4215人、17年5858人だった。大半は高齢者で18年の返納者に占める65歳以上の割合は約97%。同課は、返納制度の周知が進んだことや高齢者の事故が相次いだことが、増加の背景にあると分析している。

 17年3月施行の改正道交法も一因とみる。同課によると、75歳以上に義務付けられている免許更新時の認知機能検査の受検者は18年、計4万724人(違反による臨時認知機能検査の受検者を含む)だった。