令和記念の黄桜が抜かれた跡を指差す斎藤さん

 【宇都宮】宮山田町の住民組織「黄桜の郷かみかわち」(斎藤信三(さいとうのぶみ)代表)が1日に改元を記念して植えた黄桜10本のうち4本が、何者かによって抜き取られた。斎藤さん(71)は「記念植樹なので、新しいものを植えれば済む話でもない。できれば戻してほしい」と訴えている。

 被害に遭った場所は、地権者らに確認した上で管理している上小倉町の耕作放棄地。毎日水やりに行っている斎藤さんが6日夕、林の中に植えた4本が無くなっていることに気付いた。5日夕は無事だったという。

 周囲に荒らされた形跡は無く、獣害とは考えにくい。きれいに抜かれていることから、斎藤さんは「家に植えるために持って行ってしまったのでは」と推測する。

 1日の記念植樹には市内外から70~80代の10人が参加。約2時間をかけて、背丈約70~80センチの鬱金(うこん)桜など10本を植えた。1本1千円程度というが、斎藤さんは「みんなで協力して植えた記念の黄桜だったので残念」と肩を落とした。