全国的に悲惨な交通死亡事故が相次ぐ中、県内で11日から「マナーアップ!あなたが主役です」をスローガンにした「春の交通安全県民総ぐるみ運動」が始まる。4月には東京・池袋で乗用車が暴走し母子がはねられ死亡、8日には大津市で園児2人が犠牲となる痛ましい事故が起きた。県警などは20日までの10日間、「子どもや高齢者に優しい3S運動」の推進などを重点項目に掲げ、交通死亡事故の撲滅に向けた対策を強化する。

 県警交通企画課によると、8日現在の県内交通事故死者は前年同期比2人減の31人。高齢者は同5人減の19人、うち歩行者は同5人減の9人、夜間に事故に遭ったケースは7人を数えた。交通事故死者の約6割を高齢者が占めており、同課は危機感を強めている。

 一方、中学生以下が当事者となった人身事故が増加しているという。県内で中学生以下が当事者になった人身事故は同日までに、前年同期比21件増の116件発生。負傷者は同22人増の112人に上ったが、死者はいなかった。