薬物依存からの脱却を支援するNPO法人「栃木ダルク」(宇都宮市)は本年度、ギャンブル依存症の回復支援施設を宇都宮市内に開設する。現在、プログラムを策定中で、依存症者受け入れや相談業務を本格化させるのは10月の予定。同法人によると、ギャンブル依存に特化した支援施設は県内で初めてという。栗坪千明(くりつぼちあき)代表(50)は「これまでのノウハウを基に関連機関と連携しながら支援体制を強化したい」と話す。

 昨年7月にカジノ解禁を含む統合型リゾート施設(IR)整備法が成立し、ギャンブル依存症の認知度は高まりつつある。

 「パチンコで借金を繰り返す妻を入所させてほしい」「ギャンブル漬けの父の生活が心配」-。同法人にも2017年ごろから相談が寄せられ始めた。借金の尻拭いなどで本人以上に家族が疲弊するケースが多く、18年度の相談件数約10件の大半は家族からという。