改修が終わった集会所

 【宇都宮】産官学が空き家活用事業として改修を進めてきた東峰町の集会所「とみくらみんなのリビング」がこのほど完成し、地域住民の憩いの場所となっている。5年ほど前から、東峰西自治会が空き家を集会所として活用していたが、老朽化のため、産官学でつくる「宇都宮空き家会議」に改修を依頼。外装に木材をふんだんに使用した、柔らかな印象のコミュニケーション空間に生まれ変わった。

 集会所は、築約40年の木造店舗兼住宅。「とみくら」は、街角のたばこ店だったときの店名から取った。

 「宇都宮空き家会議」は銀行や不動産業、市などが空き家対策に取り組む組織。設計は同会議に協力する建設業者「ピースノート」(鶴田町)が担い、宇都宮大の大学院工学研究科と地域デザイン科学部の学生も「建築を実践的に学ぶ場」として参画した。

 内装は「広々と使いたい」という住民の声を受け、部屋の区切りを減らしてオープンスペース設けた。また、コミュニケーションの場として縁側も整備した。現在は週に数回、老人会の集まりなどで住民の笑顔が広がっている。