令和元年初日の1日に生まれたわが子を抱く荒井さん(右)と秋葉さん=1日午後、宇都宮市東塙田1丁目

 令和最初の日となった1日、県内各地の病院で、新たな命が産声を上げた。宇都宮市内の病院では、生まれたばかりのわが子をいとおしそうに見つめる家族の姿があった。「子どもたちが生きやすい時代になってほしい」。母親らは「令和ベビー」を抱きながら、思いを強くした。

 午前6時29分、同市東塙田1丁目の「高橋レディスクリニック」。同市下岡本町、会社員荒井翼(あらいつばさ)さん(24)、施設職員沙季(さき)さん(24)夫妻に第1子となる長女が誕生した。

 陣痛が始まったのは30日午後6時半ごろ。約12時間に及んだ出産に立ち会った翼さんは「産声を聞いた瞬間、自然と涙が出た」。沙季さんは「平成の最後から令和の最初にかけて、一生忘れられない思い出になった」とそばで支えてくれた翼さんに感謝しつつ「健康で伸び伸びと育ってくれたらうれしい」と話した。

 沙季さんの出産から13分後、同クリニックではもう1人誕生した。

 同市若草3丁目、会社員秋葉真資(あきばまさし)さん(44)、会社員高子(たかこ)さん(42)夫妻の第2子となる長女。11日が出産予定日で「令和になってから出てきてねと言っていたら、本当に令和生まれになった」と高子さんは笑顔を見せる。

 元号が平成から令和に変わった1日午前0時ごろに陣痛が始まり、午前6時42分に出産した。真資さんは「かわいいの一言に尽きる。歴史的な日に生まれてくれたことは一生忘れない」と喜びをかみしめる。長男皓太(こうた)ちゃん(3)も「かわいい」と妹を見つめた。

 名前は「柚希(ゆずき)」と名付ける。5月に咲くユズの花が由来で、希望の意味も込めた。「元気ですくすく成長してくれたらうれしい」。真資さん、高子さん夫妻が声をそろえた。