令和の幕開けを祝い、たるに入ったあめを振る舞う新郎新婦=1日午前、日光市上鉢石町

 日光市の世界遺産日光東照宮の祈祷(きとう)殿では宇都宮市駒生町、同市職員木舟雄亮(きふねゆうすけ)さん(38)と同市職員恵子(けいこ)さん(41)が結婚式を挙げ、親族や観光客らから祝福された。

 紋付き羽織はかまと白無垢(むく)姿の2人は雅楽の音色が響く中、午前10時すぎから式に臨んだ。境内は観光客でにぎわい、式を終えた2人が陽明門を背に記念撮影すると、「令和初日におめでとう」などとエールが送られた。

 式を企画した日光市上鉢石町の日光金谷ホテル玄関前では「令和」と大きく書かれたたるで鏡開きが行われた。中には紅白のあめが約1千個入っており、2人は居合わせた宿泊客らに振る舞った。

 雄亮さんは「一生忘れられない式になった」とほほ笑み、恵子さんは「和やかで明るい家庭を築きたい」と喜びを語った。

 この日は、県内で婚姻届の提出が相次いだ。下野新聞社のまとめによると、午後4時までに県内全25市町で提出があり、計710件に上った。最も多かったのは宇都宮市の194件で、同市の担当者は「通常は月200件程度」と驚く。

 矢板市役所では開庁前、7組が列を作った。先頭の同市扇町1丁目、介護士坪山哲也(つぼやまてつや)さん(50)と看護師玲麻(れま)さん(44)は午前4時から並んだという。「新しい時代とあって一番に出したかった。明るく楽しい家庭にしたい」と話した。

 同市キャラクター「ともなりくん」も祝福に駆け付けた。記念撮影した同市木幡、団体職員斎藤貴大(さいとうたかひろ)さん(28)と幼稚園教諭美咲(みさき)さん(26)は「子どもの多い家族にしたい。令和は人口が増える社会になってほしい」と願った。

 小山市役所では午前8時すぎ、同市犬塚2丁目、団体職員小島大介(こじまだいすけ)さん(32)と団体職員佑里(ゆり)さん(31)が婚姻届を提出。「時代が変わることが結婚する一つのきっかけになった」と笑顔を見せた。

 同市出身で東京都渋谷区、会社員福居利裕(ふくいとしひろ)さん(35)と、さいたま市見沼区、会社員美彩(みさえ)さん(30)は「お互いの両親のように、温かい夫婦生活を送りたい」と誓った。