木人形作りをする栃木農業高校の生徒たち。体験講座でも実施する(同校提供)

 【栃木】栃木農業高は、生徒と地域住民が一体となって太平山の林道整備やハイキングを行う体験講座「道普請(みちぶしん)ウォークin太平山」を5月4日、平井町の太平山で初めて開く。同校が開発した新型土のうや間伐材を活用し、環境に配慮した土木や資源循環を体験する。参加者を募集している。

 同校農業土木科は、太平山周辺の生態系や自然災害などの環境調査を実施し、環境に配慮したものづくりに取り組んでいる。今回は、2015年の関東・東北豪雨で被害を受けた林道の状況を把握し、実行可能な復旧や自然災害への備えを学ぶことが狙い。地域への還元も目指し、住民参加型の講座とした。

 講座では、豪雨災害からの復旧作業に取り組んできた太平山の林道「関東ふれあいの道」で、さまざまなワークショップを行う。豪雨の土砂を再資源化した新型土のうを利用し、復旧整備を体験。間伐材を材料に木人形づくりにも取り組み、林道近くにデコレーションとして設置する。同校から太平山までの往復約2・2キロのハイキングも楽しむ。

 同校は生徒の減少を受け今春、全学科をリニューアルした。今回の講座は農業土木科の2、3年生と新設された環境デザイン科の1年生が講師を務める。

 農業土木科3年臼井幹太(うすいかんた)さん(17)は「私たちの活動を通して高校を知ってもらいたい。授業で学んだことを発信して、地域に還元していくことが大切」と意気込む。

 午前9時半~正午ごろ。定員は40人で参加費無料、雨天決行。電話による事前申し込みが必要。(問)同校0282・22・0326。