18日夜に開かれた第1回吾妻線デマンド交通導入検討会

 【佐野】市西部の吾妻地区に来年4月、デマンド交通が導入されることになり、地域住民が具体的な運行内容について検討する導入検討会が村上町の吾妻地区公民館で始まった。市内では九つ目の市営バス路線で、市は年内にも運行ダイヤや頻度、目的地などを確定する方針。事務局は「検討会の意向を最大限踏まえることで、利用者増や収支率の向上を図りたい」としている。

 市によると、市内の公共交通空白地域の割合は、市南部を中心に20%余りに上るという。2017年度に策定した市地域公共交通網形成計画では、29年度までに空白地域をなくす目標を掲げている。

 吾妻地区は特に住民からのデマンド交通導入の要望が強かった地区とされ、市は「自分たちのバスという意識を持ってもらいたい」と、住民主体の検討会を開催した。

 市内に現在ある市営バス8路線のうち、「名水赤見線」「犬伏線」を導入する際も同様の検討方法を取り入れており、12年度には国土交通大臣表彰を受けている。