第72回春季県高校野球大会兼第71回春季関東地区大会県予選第3日は27日、清原球場と栃木市営球場で2回戦4試合を行い、シードの佐野日大、今工、文星付が快勝したほか、ノーシードの矢板中央が延長十二回の激闘を制し、準々決勝へ駒を進めた。
今工は9-7で石橋との打撃戦を制した。二回に細田海(ほそだかい)、小林由翔(こばやしゆいと)が2者連続本塁打を放つなど、序盤で奪った大量リードを小林、大山彪(おおやまひょう)の継投で守り切った。矢板中央は7-6で宇商に延長サヨナラ勝ち。2点を追う十一回に代打藤田好輝(ふじたこうき)の右前適時打などで追い付き、十二回に陶山大介(すやまだいすけ)が試合を決める中前適時打を放った。
佐野日大は七回に松本翔大(まつもとしょうた)の右前適時打などで突き放し、粘る矢板を5-2で振り切った。文星付は4点リードの五回に打線が爆発。福田竜貴(ふくだりゅうき)の左越え3点適時二塁打などで9点を奪い、16-3の五回コールドで小山を圧倒した。
大会第4日は28日、清原球場ほかで2回戦の残り4試合を行い、2連覇を狙う作新は清原球場で午前9時から清陵と対戦する。