平成6年「宇都宮市スケートセンターオープン」

平成13年「県なかがわ水遊園オープン」

平成15年「第4代県庁舎閉庁」

平成20年「宇都宮二荒山神社の大鳥居建て替え」

平成25年「ひまわりサミット開催」

平成6年「宇都宮市スケートセンターオープン」 平成13年「県なかがわ水遊園オープン」 平成15年「第4代県庁舎閉庁」 平成20年「宇都宮二荒山神社の大鳥居建て替え」 平成25年「ひまわりサミット開催」

不思議な感覚味わう

 平成3年生まれなので、生まれる前や物心つく前にできたスポットが多かったです。「小さい頃遊びに来たかも…」と取材中にデジャビュ(既視感)を感じることもあり、不思議な感覚を味わいました。

 人生初のロードバイクや蒸気機関車、20年ぶりのアスレチックなど、各スポットで何かを体験することを心掛けました。取材と言いつつ、すっかりレジャー気分でした。

 平成との別れはなんだか少し寂しいですが、新しい令和の時代への期待も膨らみます。30日は大みそかのように家族とカウントダウンしたいと考えています。

前を向ける時代願う

 当時を生き生きと語ってくれた取材先の皆さんに感謝したい。平成17年の「県営宇都宮競馬が廃止」では、花形ジョッキーとして活躍した内田利雄(うちだとしお)さんに話を聞きました。57歳の現在も浦和競馬に所属して騎手を続けている内田さんの「一日でも長く騎乗できるよう前を向きたい」という言葉が心に残ります。

 わが家では平成2年に産声を上げた娘が社会人になりました。自然災害が多かったものの、親世代が巻き込まれた昭和のような戦争はありませんでした。4日後に幕を開ける令和が、前を向ける時代であることを願っています。

人知れぬ努力に感謝

 あるのが当たり前のように思っていたスポットも、職員やボランティアの人知れない努力があって運営されていることを知り、ありがたさで心がいっぱいになった取材でした。なじみの八幡山公園(宇都宮市)のつり橋が「日本一」だったことは、平成最後のびっくり仰天でした。

 小渕恵三(おぶちけいぞう)官房長官が「平成」の額を掲げるのをテレビで見て、新しい時代が来るとワクワクした9歳の私。入学、就職、結婚、出産と人生の大イベントは平成とともにありました。思い出を大切にしながら、今、新たな時代の幕開けに再び立ち会える幸せを感じています。

過去懐かしむ旅人に

 平成5年生まれの自分と“同い年”の東武ワールドスクウェアなどを取材しました。平成を振り返る企画でしたが、「日光田母沢御用邸記念公園オープン」の回では明治・大正・昭和の建築技術や皇室文化に触れることもできました。

 当時の写真や関係者を探し回るなど、大変なこともありましたが、取材した皆さんは当時のことを生き生きと語ってくれました。話を聞きながらその場面を想像し、タイムトラベルをしているような気分でした。

 どのスポットもずっと残ってほしい場所です。平成が終わっても、過去を大切に懐かしめる「旅人」でいようと思います。

自分の記憶重ねつつ

 「平成〇年はこんな年」のコーナー用に当時の出来事を調べることが、ちょっとした楽しみでした。「あの流行語はこの年だったのか」「カラオケでよく歌ったあのヒット曲はこの年か」など。

 個人的に印象深いのは平成26年。子どもにせがまれながら「妖怪ウォッチ」のメダルの「ガチャガチャ」を何度も回した記憶がよみがえりました。

 元年に高校入学した自分にとって、平成の30年間は人生のコアな部分を過ごしてきた時間です。いいことも悪いこともありました。来る令和も、もがきながら道を探す日々になりそうです。

泣き笑い、青春そのもの

 今だから笑って振り返れることもある。「実は、あの時ね」。そんな話題が飛び出すのも、この取材の面白さでした。

 平成をたどる旅は「あの頃の自分」に会いに行くような不思議な感覚もありました。木造校舎を活用した「星ふる学校くまの木オープン」もそう。教室側と窓側の壁を交互に蹴りながら廊下の雑巾がけをした小学生時代を懐かしく思い出しました。

 「平成の歌姫」と呼ばれた安室奈美恵(あむろなみえ)さんと同い年の私にとって、平成はたくさん泣いて、たくさん笑った青春そのもの。来る令和も出会いを大切に第2の青春を楽しむぞ。