激戦を制して初当選し、花束を手に関係者と握手する渡辺美知太郎氏=21日午後10時40分、那須塩原市住吉町の選挙事務所

落選が濃厚となり、厳しい表情で敗戦の弁を述べる君島一郎氏=21日午後10時25分、那須塩原市東小屋の選挙事務所

激戦を制して初当選し、花束を手に関係者と握手する渡辺美知太郎氏=21日午後10時40分、那須塩原市住吉町の選挙事務所 落選が濃厚となり、厳しい表情で敗戦の弁を述べる君島一郎氏=21日午後10時25分、那須塩原市東小屋の選挙事務所

 保守分裂選挙となった21日の那須塩原市長選は、若さへの期待を集めた無所属新人、前参院議員の渡辺美知太郎(わたなべみちたろう)氏(36)の勢いが経験をアピールした無所属新人、前市議会議長の君島一郎(きみしまいちろう)氏(63)を上回った。初当選の喜びに沸く渡辺氏陣営の一方、君島氏陣営には落胆が広がり、明暗が分かれた。

 安堵(あんど)した様子の渡辺氏が、支援を受けた関谷暢之(せきやのぶゆき)、相馬政二(そうままさじ)、三森文徳(みもりふみのり)県議、選対幹部らと固い握手を交わし、吉報を待ちわびた支持者らと抱き合い、喜びを分かち合った。

 渡辺氏は「(結果は)私の実力でなく期待の票だと思っている。今日からが始まり。期待に応えられるよう、気を引き締めて市政に取り組むことをお誓い申し上げる」などと語った。

 一方、落選の知らせが入った同市東小屋の君島氏の選挙事務所は、結果を見守っていた支持者らが、深いため息をついた。

 午後10時20分ごろ、事務所で待機していた君島氏は、落胆の表情を浮かべながら、集まった支持者らを前に「皆さんにこの選挙戦、早朝より夜遅くまでご支援、ご協力を賜りましたが、私の不徳の致すところ。心よりおわびを申し上げます」と敗戦の弁を述べた。