投票率38・34%と前回の40・73%を下回り過去最低となった宇都宮市議選。同市、自営業女性(43)は「誰に投票したらいいのか正直分からなかった」と棄権した。選挙ポスターを見て立候補者数が多いことは知っていたが、「支持基盤がしっかりしている人が結局当選するだろうと、あまり関心を持てなかった」と明かした。

 同市上戸祭3丁目、会社員女性(38)は「都合を付けてまで、わざわざ投票に行こうとは思わない」と棄権した理由を明かす。ずらり並んだ選挙ポスターも目にしていたが、「職場でも話題にならないし、もともと政治に興味がない」という。「選挙の度に『ここが良くなった』という実感を持つことが特にない。誰がなっても一緒でしょ、と思う」と話した。

 過去最低の投票率を受け、ある陣営幹部は一瞬言葉を詰まらせ、「立候補者陣営は熱くなっているが、有権者は冷めていて両極端だ」と嘆いた。さらに「私たちの思いが有権者には届いていないと言える。選挙で選ばれた人たちは、党派を超えて投票率問題を考えてほしい」と厳しい表情で注文した。