唐門前で栗石返しをする市民ら

栗石の下のごみを集める市民ら

唐門前で栗石返しをする市民ら 栗石の下のごみを集める市民ら

 【日光】380年ほど前から続く清掃活動「栗石返し」が21日、山内の世界遺産日光東照宮と日光山輪王寺大猷院(たいゆういん)で行われ、門前町の市民約3千人が自治会単位で境内各所をきれいにした。

 栗石返しは、「栗石」と呼ばれる境内に敷き詰められた玉石を手作業で一つ一つ動かしながら、石の間にたまったスギの葉といったごみを取り除く作業。東照宮の大造替が行われた1636年ごろに始まったとされる。

 この日は曇り空で、作業しやすい気温。観光客が興味深そうに作業を見ている中、参加者は熱心にごみを拾い集めた。境内には栗石同士がぶつかる「カチ、カチ」という音が響いた。日光小3年佐藤蒼生(さとうあおい)さん(8)は「きれいな建物や景色で作業して、すがすがしいです」と話した。