寄贈される作品の一つ「長安の春」

羽石光志

寄贈される作品の一つ「長安の春」 羽石光志

 茂木町出身で「最後の近代歴史画家」とも呼ばれる日本画の大家羽石光志(はねいしこうじ)(1903~88年)の作品4点と、制作過程が分かる大量の下絵や蔵書多数が、近く町に寄贈される。県立美術館の学芸員が仲立ちし、高齢遺族の願いがかなう形で貴重な資料が郷里に帰る。寄贈作品や町内にある羽石さんの作品を集めた特別展が27日からふみの森もてぎで開かれる。

 羽石は旧中川村飯野に生まれ、5歳で家族と上京。小堀鞆音(こぼりともと)、安田靫彦(やすだゆきひこ)に師事し、厳密な歴史考証に基づき優れた歴史画を描いた。1955年に日本美術院同人(どうにん)に推挙された。