統一地方選の後半戦となる県内10市町議選で、立候補者数に占める女性の割合は16・4%にとどまることが、18日までの下野新聞社のまとめで分かった。女性の政治参加を促す「政治分野の男女共同参画推進法」が成立して初の統一地方選だが、前半戦の県議選での女性の割合(12・5%)と同様、同法が求める「均等」の実現にはほど遠い状況が浮き彫りとなった。
10市町議選の立候補者は、前回より3人少ない計237人。女性は39人で、前回の36人(15%)からわずかに増えた。市議選では19・7%と全国平均の17・3%を上回ったものの、町議選は10%と低い結果に。女性の割合が最も高かったのは足利市で23%、次いで真岡市21・7%だった。
県内10市町議選の立候補者数内訳 ※カッコ内は前回選挙時
定数 立候補者数 うち女性 うち新人
宇都宮 45 57(57) 10(9) 24(19)
足 利 24 26(28) 6(6) 3(6)
小 山 30 33(32) 7(6) 6(6)
真 岡 21 23(25) 5(4) 3(7)
矢 板 16 18(20) 3(4) 4(4)
市合計 136 157(162) 31(29) 40(42)
益 子 16 16(17) 3(3) 5(7)
茂 木 14 15(14) 1(1) 2(3)
市 貝 12 14(13) 1(1) 4(2)
芳 賀 14 15(16) 1(1) 4(4)
野 木 14 20(18) 2(1) 7(9)
町合計 70 80(78) 8(7) 22(25)
市町合計 206 237(240) 39(36) 62(67)