内閣総理大臣賞を受賞した伊東さん(左)と書道教室の戸田代表(右)

内閣総理大臣賞を受賞した伊東さん

内閣総理大臣賞を受賞した伊東さん(左)と書道教室の戸田代表(右) 内閣総理大臣賞を受賞した伊東さん

 全国の書道愛好家が参加する第55回全日本書初め大展覧会(日本武道館主催)の席書の部で矢板東高1年伊東栞乃(いとうしの)さんが最優秀賞に当たる内閣総理大臣賞を受賞した。「(当時)中学3年生という節目の年で挑戦し、賞に懸ける思いは強かった。受賞を知った時はうれしさのあまり涙が出て、努力が報われたと感じました」と笑顔を見せた。

 大会は1月5日に日本武道館(東京都)で開催。即興で字を書く「席書の部」には予選を含めて約5千人が参加した。伊東さんは制限時間の24分間で2枚の指定用紙に課題語句「独創的な美」を書いた。

 「本番前は緊張して手の震えが止まらなかった」という伊東さん。だが、冬休みに課題語句を150枚以上書き込むなど練習に励んだおかげか、いざ書き始めると震えが止まり、筆の動きが体に染みついている感覚があったという。練習時には偏とつくりの位置がずれることが多く苦戦した「的」という字も本番では美しく完成させた。

 伊東さんが通う書道教室の戸田文子(とだふみこ)代表は「筆が流れるようにバランス良く書かれており、練習を積まなければ書けない。5時間以上続けて練習していた日もあり、努力の成果が出たのでは」と評価。

 伊東さんは「思うような字が書けず悔しい時もあったが、頑張って良かった。家族や先生、友人への感謝を忘れず、今後もさまざまな大会で賞を狙いたい」と意気込んだ。