任期満了に伴う上三川町長選は16日告示され、現職で無所属の星野光利(ほしのみつとし)氏(56)=自民、公明推薦=のほかに立候補がなく、星野氏が無投票で3選を果たした。
星野氏は届け出後、町内6カ所で遊説を行い、町民の健康づくりや防災力の向上など2期8年の実績を挙げて支持を訴えた。
午後5時に立候補の届け出が締め切られ、星野氏の無投票当選が伝えられると、同町上郷の選挙事務所脇の広場に集まった支持者から大きな拍手が湧き起こった。午後5時半からの「新たな町づくりに向けての出陣式」には、船田元(ふなだはじめ)衆院議員ら国会議員、佐藤栄一(さとうえいいち)宇都宮市長ら県内自治体の首長、県会議員らが駆け付け、星野氏の当選を祝った。
星野氏は「3期目は、今まで以上に町民の皆さんとの対話を大切にしていく。1期目から『可能性は無限大上三川』をキャッチフレーズにしてきたが、2期8年でそれを確信した。実現のため走り回りたい」と3期目の決意を語った。
星野氏は3月に3選出馬を表明。自民党、公明党、連合の推薦のほか、大半の町議や各種団体から幅広い支持を得て、盤石の態勢を築いた。