15日にオープンした佐野市葛生文化センターの「里山のいきものたち

 【佐野】市葛生文化センターに15日、市内や周辺地域に生息する野鳥、小動物のはく製を展示する「里山の生きものたち」がオープンした。市出身のはく製コレクターが「子どもたちに命の大切さを知ってもらいたい」と、110体余りを四つのコーナーに分け陳列している。同センター周辺には、葛生伝承館や吉沢記念美術館などもあり、市は文化芸術的エリアとして各施設の相乗効果も期待している。

 展示コーナーが設置されたのは、同センター1階の図書館跡のスペース。2016年10月に閉館後、跡地利用の検討を進めていたところ、宇都宮市で私設博物館「芳村野鳥自然博物館」を運営する佐野市出身の芳村安司(よしむらやすし)さん(81)から展示協力を得られることになったという。

 130平方メートル余りの展示室に、市が里山や水辺、上流域、山の風景を表現したジオラマを製作。芳村さんが収集したはく製標本から、オオハクチョウやオオタカ、シジュウカラなど野鳥99体と小動物16体を選び、各コーナーにそれぞれ配置した。事業費は図書館跡約340平方メートルの改修費として約6600万円、ジオラマの製作費として約500万円。