市からイチゴなどの記念品を受ける第1号の宿泊利用者(提供写真)

 【鹿沼】入粟野の「台東区自然の村 あわ野山荘」を東京都台東区から譲り受けた市は、「前日光あわの山荘」と名称を変え、金、土、日曜宿泊の施設として4月から再オープンした。初日の5日は台東区の家族を第1号として迎えた。すでに6月までに約220人の予約が入っており、市は「上々の滑り出しではないか」と話している。

 第1号の宿泊客は40代の夫婦と小学女児の3人。これまで年に3、4回は訪れており、ロッジでのんびり過ごし、釣り堀に足を運んでいるという。市は記念品としてイチゴの詰め合わせと市内施設の無料入場券をプレゼントした。

 同山荘は前日光つつじの湯交流館に隣接、“鹿沼の奥座敷”に位置する。台東区が1977年、旧粟野町と山村振興事業、社会教育施設として開設。同区民と鹿沼市内在住、在勤者に限って利用できた。

 台東区は、利用者が減少し赤字施設だったため2017年2月、市に無償譲渡を提案した。市は前日光地域をアピールできる資源、施設として昨年8月の閉館後に再利用を計画。効率面から宿泊日を限定、利用者の居住地制限などをなくし、食事も基本的にセルフサービスとした。あくまで「自然」をセールスポイントとしオープンした。

 ゴールデンウイークの予約は多く、これまでの台東区民を筆頭に宇都宮市、小山市など県内からも予約が入っているという。市は「台東区が運営していた時のデータと比べて出足がいい」としている。

 宿泊はゲストハウスかログハウスで料金は1泊4千円(税込み)が基本。食事はつつじの湯のレストラン利用、また食材持ち込みでの調理を提案。これまで人気のあったバーベキューは「ファミリーセット」「かぬま和牛セット」などを予約制で販売、ほとんどの宿泊予約客がオーダーしているという。今後、キャンプサイトなどを整備する計画だ。

 (問)前日光あわの山荘0289・86・7611。