看板メニューの「芙籠ショロンポウ」(手前右)とタンタン麺。紹興酒なども豊富にそろう

 3月に「あの超有名店にいた人が店を出す」という話を聞き、心が舞い踊った。その有名店とは台湾発の鼎泰豐(ディンタイフォン)。行列覚悟の都内の鼎泰豐まで行かずに、本格的な小籠包が味わえるなんて。

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 出迎えてくれたのは埼玉県出身のオーナーシェフ蛸島健治(たこじまけんじ)さん(44)。約20年間鼎泰豐で腕を振るい、総料理長も務めたほど。妻が日光市出身の縁で宇都宮市に移住し、店を開店した。

 まずは定番の「芙籠ショウロンポウ」(税別450円)を注文。運ばれてきた蒸籠を開けると、薄皮でスープが透けている小籠包が。破れないように酢じょうゆを付け、千切りのショウガをのせて一口。つるんと皮が破れ、あふれ出すスープ、ジューシーな豚肉あんのハーモニーに感動した。

 次はタンタン麺(同900円)。クリーミーなゴマスープにうま味たっぷりの肉そぼろ、自家製ラー油が効いた1品だ。細麺がするっと口に入っていく。

 「繊細な美」を意味する芙蓉から店名を付けた蛸島さん。「見た目に美しくおいしい料理を楽しんで」と話す。麺類やチャーハンに、小籠包が付くランチもお薦め。(雅)

メモ 宇都宮市本町9の4▽営業時間 午前11時~午後2時半(ラストオーダー)、午後5時~午後9時半(ラストオーダー)。▽定休日 日曜▽(問)028・678・6431。