枠がずらりと並んだ宇都宮市議選のポスター掲示場=12日午後、宇都宮市内

 統一地方選後半戦の宇都宮市議選(14日告示、21日投開票)は定数45に対し、12人オーバーの57人が立候補を予定し、各市町議選で言われる「なり手不足」とは無縁の状態だ。識者、議員は、自治体規模の大きさや議員報酬の高さなどが背景と指摘する。

 宇都宮市議選は激戦が予想される。現職9人が引退する意向で1人が県議にくら替えしたほか、欠員2があり、立候補者は現職33人、新人24人の見込みだ。2015年の前回選挙では、57人が立候補した。

 宇都宮市議の月額報酬は67万円。20万円台にとどまる市町もある県内では突出している。

 宇都宮大地域デザイン科学部の中村祐司(なかむらゆうじ)教授(政治学)は「公益を追求する議員は、その報酬をもらえるからやる、というものではない。それでも宇都宮市の額は市議が活動に専念することをしっかり下支えする水準」と評価する。

 大きな事業が進み、立候補の動機となる政策課題がはっきりしている、との指摘もある。

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