森林認証材の製材作業

 【鹿沼】2020年東京五輪・パラリンピックの「選手村ビレッジプラザ」(東京都中央区)建設用木材の製材作業が12日、下粕尾の栃毛木材工業製材・プレカット工場で行われた。

 原木丸太は鹿沼、粟野両森林組合など3団体が管理する森林から伐り出した「60年生」がメインの杉180本。機械化された工場で柱などに使われる無垢(むく)材と集成材加工用のラミナ材に製材され、コンベアで運ばれた。

 約10日間かけ乾燥処理、日本農林規格(JAS)をクリア後に市内の加工業者らが集成材加工、プレカットを行い、9月以降に納品する予定。素材生産から全て森林認証を得た市内の業者で取り組めるのが鹿沼の強み、セールスポイントという。

 栃毛木材工業の関口弘(せきぐちひろし)社長(48)は「選手村に使う材料を手掛けられるのはうれしい。従業員もわくわくしています」と話した。

 選手村ビレッジプラザは、選手団の入村式の舞台となる選手村を代表する施設。全国の自治体から公募した木材による「日本の木材活用リレー」として建設される。全国62自治体、本県からは市のほか、日光市、高原県有林の木材が無償提供される。20年12月以降に解体した後は各自治体に戻され、大会のレガシー(遺産)として公共施設などに活用される。市関係者からは、新庁舎内部の装飾やベンチなどに使う案も出ている。