記念館完成で祝福に訪れた大物歌手の面々。船村さん(前列中央)と思い出話に花を咲かせた=2015年4月

「道の駅日光 日光街道ニコニコ本陣」の目玉施設「船村徹記念館」

記念館3階カウンターから望む日光連山

3D眼鏡を着用して鑑賞する「夢劇場」の一場面。目の前で歌手が歌っているかのような臨場感がある

船村さんが作曲を手掛けた中の約460枚のレコードジャケットが一堂に展示されている

記念館完成で祝福に訪れた大物歌手の面々。船村さん(前列中央)と思い出話に花を咲かせた=2015年4月 「道の駅日光 日光街道ニコニコ本陣」の目玉施設「船村徹記念館」 記念館3階カウンターから望む日光連山 3D眼鏡を着用して鑑賞する「夢劇場」の一場面。目の前で歌手が歌っているかのような臨場感がある 船村さんが作曲を手掛けた中の約460枚のレコードジャケットが一堂に展示されている

 ページをめくると、「船村メロディー」が今も多くの人たちの心の中に生き続けていることが伝わってきた。「日本のこころのうたミュージアム・船村徹(ふなむらとおる)記念館」(日光市今市)3階にある1冊のノート。2017年に亡くなった塩谷町出身の作曲家船村徹さんの三回忌に寄せて、来館者が思い思いのメッセージを書き残していた。

 「新元号が令和と決まりました。先生ならどんな曲を作りますか?」「船村先生の曲は私の人生の全てです」「先生は、我が人生の道しるべのような人です」

 記念館を目玉にする「道の駅日光 日光街道ニコニコ本陣」の加藤加代子(かとうかよこ)駅長は「半日以上をかけて時に涙を流しながら、ゆっくりと見学する方もいます」。

 同じ3階に、船村さんが愛した日光連山を眺望できるカウンターがある。取材に訪れた5日は、抜けるような青空が広がっていた。

 15年4月27日。同施設の多目的広場は、異様な熱気に包まれていた。正式オープンを祝う式典に船村さんをはじめ、ゆかりのある北島三郎(きたじまさぶろう)さんや鳥羽一郎(とばいちろう)さん、舟木一夫(ふなきかずお)さん、大月(おおつき)みやこさんらが出席。有名歌手を一目見ようと、運営側が想定した1千人をはるかに超える約2千人が押し寄せた。