7日投開票の県議選投票率は40・44%と過去最低を更新した。有権者の6割が一票の権利を行使しなかった=7日午後、宇都宮市昭和小

 7日投開票の県議選は、投票率が40・44%と過去最低を更新。同日投開票の41道府県議選の平均投票率44・08%も3・64ポイント下回った。激戦から一夜明けた8日、当選者は低投票率について「過半数以下の人の意見で物事が決まるのは、いかがなものか」「選挙が『関心の高い人』だけのものになってしまう」などと困惑した。識者は「県政を割るような大きな争点がなく、有権者に投票のインセンティブ(動機付け)が働かなかった」と要因を分析している。

 選挙戦となった10選挙区のうち、投票率が35・17%と最低だった宇都宮市・上三川町選挙区。当選した無所属現職の山田美也子(やまだみやこ)氏(63)は政党の組織票を持たないだけに、投票率を「ものすごく気にしていた」という。前回に続き30%台にとどまったことに「全体の4割に満たない人の意見で物事が決まってしまった」と危機感をあらわにした。