満開となったイモタネザクラ

 【大田原】須佐木で市天然記念物「イモタネザクラ」が満開となり、山里の風景に溶け込む大樹の美しさを求めて地元住民や写真愛好家らが訪れている。

 イモタネザクラがあるのは、「旭興」などの銘柄で知られる同所の酒蔵「渡辺酒造」北側の個人宅。推定樹齢280年、樹高約16メートル、幹回り約3メートルのエドヒガンで、この桜の咲く時季にサトイモを植え付けることから、その名が付いたとされる。

 同所、須佐木中自治会長の益子芳郎(ましこよしろう)さん(72)は8日、「この桜を見て地元の人は『そろそろ農期で忙しくなるな』と感じる。季節を知らせる目安になっているので、子どもの頃から親しみがあります」と桜を見上げた。