当選を決め支持者と共に万歳する平池紘士氏(中央)=7日午後10時20分、栃木市片柳町2丁目の選挙事務所

 第19回統一地方選前半戦の県議選は7日、投開票が行われ、無投票当選の11人を含む計50議席が確定した。自民党は現有31議席を守り、過半数を維持した。立憲民主党は現有5議席から3議席に後退。公明党は現在の3議席を手堅く確保し、共産党は20年ぶりの2期連続当選を果たした。投票率は前回の44・14%から3・7ポイント下がって40・44%となり、過去最低を更新した。

 ◇栃木県議選の開票結果

 今回は16選挙区に過去最少タイの64人が立候補した。無投票当選となった6選挙区11人を除いた10選挙区53人が、人口減少対策や地方経済活性化などを争点として、激しい選挙戦を繰り広げた。

 自民は現職29人と元職1人、新人6人を擁立した。新人では親が政治家の世襲候補だった栃木市選挙区の平池紘士(ひらいけひろし)氏、真岡市の石坂太(いしざかまさる)氏、さくら市・塩谷郡の西川鎭央(にしかわやすお)氏の3人がそろって当選。日光市とさくら市・塩谷郡ではそれぞれ加藤雄次(かとうゆうじ)氏、小菅哲男(こすげてつお)氏が議席を奪い、2議席を独占した。

 唯一の元職だった栃木市選挙区の琴寄昌男(ことよりまさお)氏は返り咲きを果たした。小山市・野木町の板橋一好(いたばしかずよし)氏は13選を飾り、本県の最多期数を更新した。

 一方、鹿沼市選挙区では、とちぎ自民党議員会長で6期目を目指した神谷幸伸(かみやゆきのぶ)氏が落選。再選を狙った矢板市の守田浩樹(もりたひろき)氏は、自民を離党して無所属元職の青木克明(あおきかつあき)氏に敗れた。栃木市の増山敬之(ましやまたかゆき)氏、那須塩原市・那須町の斎藤剛郎(さいとうごうろう)氏も2期目の壁に阻まれるなど、現職5人が議席を失った。

 結党後初の県議選となった立民は、福田昭夫(ふくだあきお)衆院議員のお膝元の日光市とさくら市・塩谷郡の両選挙区で、平木(ひらき)チサ子(こ)氏、船山幸雄(ふなやまゆきお)氏が再選を逃し、自民に独占を許した。宇都宮市・上三川町で新人の小池篤史(こいけあつし)氏がトップ当選を果たしたが、公認6人のうち、当選は3人にとどまった。

 公明の現職3人は全員が当選した。3人が立候補した共産は宇都宮市・上三川町選挙区の野村節子(のむらせつこ)氏が、トップ当選だった前回に続いて上位当選で1議席を確保した。同選挙区では国民民主党の斉藤孝明(さいとうたかあき)氏が唯一の議席を守った。

 無所属では、佐野市と那須塩原市・那須町の両選挙区で旧みんなの党系の早川桂子(はやかわけいこ)氏、相馬政二(そうままさじ)氏が議席を維持。佐野市では岡部正英(おかべまさひで)市長の長女、岡部光子(おかべみつこ)氏も次点に39票差で滑り込んだ。女性候補は前回と同じく8人中、6人が当選した。