ブドウの苗を挿し木する参加者たち

 【足利】市内で栽培したブドウでのワイン作りを目指す「足利ワインヴァレープロジェクト」は6日、東京都内などから関係者を招き「おとなの遠足」を開催した。同プロジェクトは自分たちで育てたブドウでワインを醸造する計画で、参加者たちは醸造所を見学し、ブドウ畑で挿し木を体験するなどして自分たちだけのワインに夢を膨らませた。

 プロジェクトは市内でワインイベントを手掛ける田中町、高橋勇(たかはしいさむ)代表(56)ら有志が立ち上げた。インターネットで資金協力を呼び掛けるクラウドファンディングで賛同者を募り、地元の農業委員などの協力を得て荒れた農地を借りて畑を作る一方、苗作りなども進めている。

 遠足参加者約30人はワイン醸造所の「マルキョー Cfaバックヤードワイナリー」(島田町)、「ココ・ファーム・ワイナリー」(田島町)を見学し、同プロジェクトが借り上げた名草下町の畑2カ所で山梨県産メルロー、熊本県産シャルドネの苗を挿し木した。

 荒れた農地の再生も目指しており、高橋代表は「里山の風景を守りながら、ブドウ畑にしていきたい」と話した。5年ほどかけて収穫を目指すという。

 おとなの遠足は名草上町の名草ふるさと交流館でバーベキューを楽しむなど市内滞在を満喫。東京都港区から参加した弁理士神保欣正(じんぼよしまさ)さん(66)は「足利は初めてだが良い印象。自然がたくさんある」と笑顔を見せていた。