マイク納め式で候補者の訴えに耳を傾ける支持者ら=6日午後7時35分、日光市内(画像は一部加工しています)

 統一地方選前半戦となる県議選は6日、選挙戦最終日を迎え、県内各地で候補者たちの懸命な訴えが響いた。10選挙区、計53人の候補者は1票でも多くの上積みを目指し、選挙区をくまなく回ったり、選挙カーから声を振り絞ったりと「最後のお願い」に力を尽くした。激戦区では国会議員らが応援に入り、午後8時ギリギリまで激しいせめぎ合いを繰り広げた。

 2議席を巡って3人がしのぎを削る日光市選挙区。立憲民主党現職の平木(ひらき)チサ子(こ)氏(66)は夕方、JR今市駅近くの広場で最後の街頭演説を行った。「福祉など今、取り組みの最中。絶対に落ちるわけにいかない」。平木氏が声を張り上げると、支持者から大きな拍手が湧き上がった。

 党県連代表の福田昭夫(ふくだあきお)衆院議員も駆け付け「県議会で議席を獲得し、次は参院選。安倍政権をやめさせよう」と訴えた。マイク納めで平木氏は「悔いはない」と支持者らに感謝した。

 自民党現職の阿部博美(あべひろみ)氏(58)は今市地域の中心部で街頭演説。「必ず勝たせて良かったと思ってもらえる仕事をする」と何度も頭を下げた。トップ当選を目指して全面的に支援してきた、いとこの大嶋一生(おおしまかずお)日光市長もマイクを握り、改めて投票を呼び掛けた。

 選挙事務所に戻ったのは午後7時すぎ。「明日は桜を咲かせたい」。声を詰まらせながら集まったスタッフや支持者をねぎらった。

 初当選を目指す自民新人の加藤雄次(かとうゆうじ)氏(64)は、地元を中心に3カ所で街頭演説を行った。

 午後7時からは、市内のスーパー駐車場で最後の演説に立ち、支持者らを前に「観光の活性化、商店街の活性化、高齢者に対しての医療福祉の充実などを必ずやり遂げる」と強調。最後に「皆さん一人一人の心を大切にして、必ず恩を返す。県政の壇上に乗せて、県で発言できるようにしてほしい」と訴えた。

 一方、同じく激戦のさくら市・塩谷郡や矢板市にも茂木敏充(もてぎとしみつ)経済再生担当相や福田富一(ふくだとみかず)知事が応援に入り、候補者を激励した。