オープニングセレモニーでハイタッチする関係者ら=6日午前、JR宇都宮駅

 今月開幕した「栃木アフターデスティネーションキャンペーン(DC)」。初めての週末を迎えた6日、JRの宇都宮駅ではオープニングを祝うセレモニーが行われ、烏山駅にはイベント列車が到着した。関係者は成功に向けて気勢を上げ、市民らは特別列車の乗り心地などを楽しんだ。

 Web写真館に別カットの写真

 国内最大規模の観光キャンペーンは、3年目となる今回のアフターDCが最終年。6月までの期間中に観光客入り込み数2500万人、昨春届かなかった宿泊者数220万人の目標達成を目指している。

 式典は宇都宮駅2階のイベントスペースで行われ、県や鉄道事業者の関係者など約200人が参加した。

 DC実行委員会会長の福田富一(ふくだとみかず)知事はあいさつで、夜に観光スポットを明かりで彩るなど233の特別企画を用意したと説明。「国内外のお客さまに満足してもらえるよう、観光資源の掘り起こし、磨き上げを行ってきた。県民の皆さまにはおもてなしと、栃木の良さを再発見してほしい」と述べた。

 式典前後には、パンフレットと記念品約500セットが駅利用者に配られ、クイズで景品が当たる農産物PRの催しも行われた。

 またJR東日本は、秋田県と青森県にまたがる五能線の車両「リゾートしらかみ」を使って、「リゾートぶなからすやま」を運行した。同日朝に浦和駅を出発して午前10時すぎ、烏山駅に到着すると、川俣純子(かわまたじゅんこ)那須烏山市長ら多くの市民が、横断幕を持ったり小旗を振ったりして乗客を歓迎した。

 列車に乗った宇都宮市元今泉2丁目、自営業山口剛利(やまぐちたかとし)さん(39)は「窓が大きく、静かで快適だった」。車内を見学した那須烏山市滝田、無職入山圭市(いりやまけいいち)さん(74)は「秋田を走る列車を烏山で見られるなんて感動です」と喜んでいた。

 ステージでは烏山高郷土芸能部の演奏や、烏山線の蓄電池駆動電車「アキュム」に関するクイズ大会なども行われた。