山盛りの飯を強飯頂戴人に手渡す山伏ら=2日午前11時35分、日光市山内

 日光山輪王寺の三仏堂で2日、強飯式(ごうはんしき)が行われた。修行僧に扮(ふん)した僧侶が、強飯頂戴人(ちょうだいにん)と呼ばれる参列者に飯を無理強いする奇習。お堂に詰め掛けた参拝者は、1200年余も受け継がれてきた儀式に固唾(かたず)をのんで見入っていた。

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 この日は夜来の雪もやみ、境内は春の光に包まれた。堂内の静寂な空間を突き破るかのようにホラ貝が響き渡り、僧侶が入堂。頂戴人の頭上に、3升の山盛りの飯を差し出し「75杯一粒残さず食べろ」などと責め立てた。昔から頂戴人や参列者は難を逃れ、福を授かると語り継がれている。