那須塩原市議会議長の不動産賃貸業君島一郎(きみしまいちろう)氏(63)=同市関谷=が31日、同市内で記者会見し、君島寛(きみじまひろし)市長の死去に伴い4月14日告示、同21日投開票の日程で行われる同市長選に無所属で立候補することを正式に表明した。

 君島氏は「スピード感を持った市政運営や観光振興、地域経済活性化に取り組む。新庁舎建設は概算費用や維持管理コストを圧縮し建設を進めたい」などと述べた。観光、地域振興の具体策として、日本遺産活用やJR那須塩原駅周辺整備、那須高林産業団地への企業誘致、塩原視力障害センター跡地での大正天皇御用邸復元整備などを挙げた。

 また、出馬への経緯について「君島市長後援会から市民葬翌日に君島市政を引き継いでほしいと要請があり、意思を固めた」とした上で「自民党那須塩原市支部で候補の一本化はされていないが、推薦願は提出している」とし、自民党推薦を得たい考えを示した。4月2日に議員辞職する。

 君島氏は旧塩原町職員を経て1993年4月の同町議選から3期務め、3市町合併後の市議4期目。簗和生衆院議員の後援会連合会幹事長。大田原高卒。

 同市長選では、渡辺美知太郎(わたなべみちたろう)参院議員(36)が出馬の意向を示しているほか、ほかに立候補を検討する動きもある。